新潮文庫 nex

LITERARY WORK DETAIL 作品詳細

ダカラミルナトイッタノニココノツノキミョウナモノガタリ
だから見るなといったのに—九つの奇妙な物語—
恩田陸、芦沢央、澤村伊智、北村薫 ほか /著
くまおり純/イラスト
色とりどりの恐怖をどうぞ召し上がれ。
あのとき、目をそらしていたら。でも、もはや手遅れ。あなたはもとの世界には二度と戻れない。恐怖へ誘うのは、親切な顔をした隣人、奇妙な思い出を語り出す友人、おぞましい秘密を隠した恋人、身の毛もよだつ告白を始める旅の道連れ、そして、自分自身……。背筋が凍りつく怪談から、不思議と魅惑に満ちた奇譚まで。作家たちそれぞれの個性が妖しく溶け合った、戦慄のアンソロジー。
ISBN
978-4-10-180132-2
発売日
2018年8月 1日

プロフィール

オンダ・リク

1964年、宮城県生まれ。1992年、小説『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞および第2回本屋大賞を受賞。2006年『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞を受賞。2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞を受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞および第14回本屋大賞を受賞。近刊に『失われた地図』『錆びた太陽』『祝祭と予感』などがある。

アシザワ・ヨウ

1984(昭和59)年、東京生れ。千葉大学文学部卒業。2012(平成24)年、『罪の余白』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。ほかの著書に『悪いものが、来ませんように』『今だけのあの子』『いつかの人質』『貘の耳たぶ』『火のないところに煙は』などがある。

ウミネコザワ・メロン

1975(昭和50)年大阪府生れ。2004(平成16)年『左巻キ式ラストリゾート』でデビュー。他の小説に『夏の方舟』『キッズファイヤー・ドットコム』など。エッセイやルポも手がける。

オリガミ・キョウヤ

1980年ロンドン生れ。2013年『霊感検定』でデビュー。2015年「記憶屋」で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。他の作品に『少女は鳥籠で眠らない』『ただし、無音に限り』『響野怪談』『花村遠野の恋と故意』などがある。

サヤカ

イラストレーター。2005(平成17)年よりギャラリーで個展を開催し、オリジナルイラストを発表。2006年より数々の装画や挿絵を手がける。2015年、初作品集『FIRE』を刊行。

コバヤシ・ヤスミ

1962(昭和37)年京都府生れ。1995(平成7)年、「玩具修理者」で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞しデビュー。同作は翌年単行本化され、ベストセラーに。2012年『天獄と地国』、2017年『ウルトラマンF』でそれぞれ星雲賞日本長編部門受賞。SF、ホラーやミステリに定評がある。『アリス殺し』『パラレルワールド』『因業探偵リターンズ 新藤礼都の冒険』『人外サーカス』など著書多数。

サワムラ・イチ

1979(昭和54)年、大阪府生れ。2015 (平成27)年、『ぼぎわんが、来る』で日本ホラー小説大賞〈大賞〉を受賞。他の著書に『ずうのめ人形』『ししりばの家』など。

マエカワ・トモヒロ

1974(昭和49)年新潟県生れ。劇作家、演出家。2003(平成15)年活動の拠点とする「イキウメ」を結成し、多数の演劇作品を手がける。『散歩する侵略者』『太陽』などの小説も執筆。

キタムラ・カオル

1949(昭和24)年埼玉県生れ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。高校で教鞭を執りながら執筆を開始。1989(平成元)年『空飛ぶ馬』でデビュー。1991年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞受賞。2006年『ニッポン硬貨の謎』で本格ミステリ大賞〈評論・研究部門〉を受賞。2009年『鷺と雪』で直木賞受賞。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。著作に〈円紫さんと私〉シリーズ、『スキップ』『ターン』『リセット』の〈時と人〉三部作、〈ベッキーさん〉シリーズ、〈中野のお父さん〉シリーズ、〈いとま申して〉三部作などがある。ほかに『飲めば都』『ヴェネツィア便り』『雪月花』など著書多数。アンソロジーや『北村薫のうた合わせ百人一首』『本と幸せ』などエッセイ、評論にも腕をふるう〈本の達人〉としても知られている。2019年に作家デビュー30周年を迎えた。