LITERARY WORK DETAIL 作品詳細
ヤマト
八万遠
田牧大和/著
睦月ムンク/イラスト
革命児か、信仰者か。鮮烈な偽史ファンタジー。
王は、二人いらない——。上王の統べる地、八万遠(やまと)。建国より千年、二人の少年が出逢う。一人は東国の雪州嫡男・源一郎。今一人は雪深き墨州長男・甲之介。やがて二人が国を治める主となった時、運命の歯車が血の匂いを纏(まと)って回り出す。妻子と家臣に恵まれ、善き治世を布く源一郎と、弟を殺し父を幽閉して、領主となった甲之介。二人を結ぶものは友情か、それとも。流転の偽史物語。- ISBN
- 978-4-10-180115-5
- 発売日
- 2018年1月 1日
プロフィール
タマキ・ヤマト
1966(昭和41)年、東京都生れ。2007(平成19)年「色には出でじ 風に牽牛」(『花合せ』)で小説現代長編新人賞を受賞。著作に『花合せ』から始まる「濱次お役者双六」シリーズの他、『酔ひもせず』から始まる「其角と一蝶」、『甘いもんでもおひとつ』から始まる「藍千堂菓子噺」、『鯖猫長屋ふしぎ草紙』から始まる「鯖猫長屋」、『錠前破り、銀太』から始まる「銀太」の各シリーズ、『とうざい』『盗人』『八万遠』『恋糸ほぐし』などがある。