LITERARY WORK DETAIL 作品詳細
同じ鍵を持つ、ふたり。だけど心は――。
誰かと一緒に暮らすのはきっとすごく楽しくて、すごく面倒だ。「いつかあの人と同じ家に住めたらいいのに」「いずれこの二人暮らしは終わってしまうんだろうか」それぞれに想いを抱えた腐れ縁の恋人たち、趣味の似た女の子同士、傷心の青年と少女、出張先の先輩と後輩、住みついた妖怪と僕......気鋭の作家8名がさまざまなシチュエーションを詰め込んだひとつ屋根の下アンソロジー。- ISBN
- 978-4-10-180005-9
- 発売日
- 2014年9月 1日
プロフィール
1989年、岐阜県生まれ。小説家。2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年『何者』で第148回直木賞、2014年『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞を受賞。他の小説作品に『チア男子!!』『星やどりの声』『もういちど生まれる』『少女は卒業しない』『スペードの3』『武道館』『世にも奇妙な君物語』『ままならないから私とあなた』『何様』『死にがいを求めて生きているの』『どうしても生きてる』『発注いただきました!』『スター』、エッセイ集に『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』がある。2021年、『正欲』で第34回柴田錬三郎賞受賞。

1979(昭和54)年、愛知県出身。2005(平成17)年『はるがいったら』で小説すばる新人賞受賞。他に『君は素知らぬ顔で』『女の子は、明日も。』など。
1971(昭和46)年、東京生れ。2004(平成16)年、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作『ボーナス・トラック』でデビュー。他の著作に『階段途中のビッグ・ノイズ』『陽だまりの彼女』『空色メモリ』『金曜のバカ』『せきれい荘のタマル』『いとみち』三部作『房総グランオテル』『まれびとパレード』など。
1969(昭和44)年生れ。2002(平成14)年、『青空の卵』でデビュー。同書から始まった「ひきこもり探偵」シリーズのほか、「ホリデー」シリーズ、「和菓子のアン」シリーズ、「二葉と隼人の事件簿」シリーズ、『夜の光』『大きな音が聞こえるか』『女子的生活』『肉小説集』『鶏小説集』などの著書がある。
1982年愛知県生まれ。京都大学総合人間学部卒業。メーカー等の勤務を経て、2011年『をとめ模様、スパイ日和』で第12回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、作家デビューを飾る。長篇第二作『片桐酒店の副業』は「人間ドラマをエンタメに仕立てつつ細やかな機微まであぶりだす。この著者、ただものではない」(今井麻タ美さん、紀伊國屋書店新宿本店)「文章から滲み出る苦味と渋み、読後の清涼感は新人作家とは思えぬハードボイルド」(平野高丸さん、紀伊國屋書店前橋店)など好評を博す。新鋭ながら大型の女性作家。
1981(昭和56)年、千葉県生れ。2006(平成18)年『理由あって冬に出る』で鮎川哲也賞に佳作入選し、デビュー。著書に「戦力外捜査官」シリーズなどがある。
1971(昭和46)年、神奈川県生れ。大学卒業後、中古レコード店、古書店勤務を経て、2002(平成14)年『ダーク・バイオレッツ』でデビュー。2011年、古書にまつわるミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』を発表し、ベストセラーシリーズとなる。ほかの著作に『モーフィアスの教室』シリーズ、『江ノ島西浦写真館』『同潤会代官山アパートメント』などがある。
1977年生まれ。2004年「ねむりひめ」で女による女のためのR-18文学賞大賞・読者賞受賞。2021年「流産あるあるすごく言いたい」(『おんなのじかん』収録)で第1回PEPジャーナリズム大賞オピニオン部門受賞。著書に『しゃぼん』『グッモーエビアン!』『少女病』『ミドリのミ』『ずっと名古屋』『光の庭』『マリー・アントワネットの日記』(Rose/Bleu)『ベルサイユのゆりーマリー・アントワネットの花籠―』『女優の娘』『夢で逢えたら』『余命一年、男をかう』などがある。